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2013.12.09 スポーツ中継

月曜日, 12月 9th, 2013

けさの名古屋の最低気温は1.2℃。スッキリと晴れていたので放射冷却が進んだのか、きのうの予想よりも低くなった。7時でもまだ2℃以下の清々しい朝の空気の中、「いい感じにあたらしい1週間がはじめられたよね」って前向きに考えつつ走りだす。まだショートスパッツ、生脚だ。きのう走らなかったので、脚は軽い。緑地では山茶花が一気に花を増やした。冬の枯れた景色の中で唯一の彩りだ。きょうも10.8km。あしたの朝は雨で走れないかも。

 

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うちの前の道路は、本日舗装工事。午前中、バリバリとアスファルトを剥がしていった。パワーショベルがアスファルトに爪を立てるたび、微妙にうちが揺れて気持ちわるい。お昼までに次の交差点までの1区画を剥がし終わって、土をならすローラーも行き来していたので、きょう中に舗装完了かと思っていたのだが、きょうはここまで、ひさしぶりに土の道になっている。今夜からあすにかけて雨になるようだから、この分だと舗装完了はあさってになりそうだな。

 

この週末は、スポーツ中継をいくつか見た。そのひとつは、福岡で開かれていたフィギュアスケートのグランプリファイナル。こちらは羽生結弦と浅田真央がともに金メダルといううれしい結果に終わったし、スキージャンプの女子では、高梨沙羅が初戦を圧倒的な飛距離で金メダルを獲得してようだ。来年2月のソチ・オリンピックに向けて、ちょっと楽しみが膨らんでくる。

 

サッカーJリーグ(J1)の優勝争いは、最終戦までもつれこんだ結果、サンフレッチェ広島が逆転で優勝を勝ち取った。横浜マリノスは勝てなかったのだからしかたない。そして、なんといっても劇的、感動的だったのが男子プロゴルフツアー最終戦の「JTカップ」、最終日最終組が何度もありながら、優勝に届かなかった宮里優作が、プロ11年目で初優勝を飾った中継だな。3打差をつけて最終ホールに挑んだものの、パー3の第一打がオーバーして奥にこぼれ、セカンドショットがミスショットで、こんどは手前にこぼれた時には、とにかく難しいホールなので、もしかしてトリプルボギー(プレーオフになってしまう)もあるかもという嫌なムードが漂いはじめていた。

 

この日の中継の解説の青木功も、ゲスト解説の丸山茂樹も、18番をティーオフする時には、ホントはダブルボギーでもいいなんて思っちゃいけないけれど、今回はそれくらいの楽な気持ちで臨めばいいなんて、まるで、すぐ横にいてアドバイスをするようなやさしいことばをかけていた。なんとか宮里優作に勝たせてやりたいという親心のようなものも、ことばの端々に感じられていた。

 

その解説の2人も、セカンドショットが手前にこぼれた時には、「いや、これはちょっとヤバイかも」という空気が、そのことばににじんでいた。そんな危うい空気の中での3打目、これが、劇的なチップインショットになった。コロコロと寄って行く時は、誰もが、これでボギーで収められる、つまりは勝てると思ったはずだが、それがなんとそのままカップに吸い込まれていった。

 

涙もろいわたしは、「あぁ、勝つっていうことは、こういうことなんだね・・・」ってつぶやいたことばが涙声になって、横で一緒に見ていた妻に「あぁ、泣いてる」と冷やかされた。

 

とくに秀でたものを持つわけではないわたしには、こんな劇的な場面が訪れることは、おそらくないとは思うけれど、あきらめないこととか、どんな状況でも、自分の持てる力をきちんと発揮できる強い心を持つこととか、筋書きのないドラマであるスポーツの中継には感じさせてくれるものがいろいろある。水増しされてやたら放送時間の長いバラエティなんかより、いろいろなスポーツの中継のほうがずっといいのになぁ。

 

お昼すぎからくもりはじめたが、今夜遅くからは低気圧の通過で大荒れになるらしい。あしたは走れないかもなぁ。でもって、緑地の樹々も一気に葉を落としちゃうだろうなぁ。

 

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